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唄武者HEYMAの寄せましょ

「市場とネイビーのキャデラック」…で寄せましょ

誰にでも冬の時代はある。
スケールの違いはあれど、変わり目と名の付く期間は、とてもしんどいものだ。
ボクが小学校6年生の時、新日本プロレスは危機的状況となった。長州力を筆頭に、
選手の大量離脱があり、目玉となるレスラーが抜けてしまう。
こんな時のアントニオ猪木はすごい。マスコミにこう言い放ったのだ!
「大そうじができた。」
なかなか言えないセリフである。当時、子供ながらに感心した。

その年の秋、ボクの住んでいた町に、新日本プロレスがやって来た!!
前の日はドキドキして眠れなかった記憶がある。天下の猪木が生で見れるともなれば当然の話か。

当日の朝はむやみに早く目が覚め、午前中には電車に乗り、「南伊東」下車。会場の伊東青果市場まで歩く。
会場が見えると気分が高まり、少し小走りになった。
ボクのセンチメンタルな思い出といえば、女の子に恋した気持ちよりも、この「小走り」のような気がしてならない。
なぜなら今、プロレスに行く事すら無くなってしまったからだ。

昼あたりに市場に着くと、あとはひたすら選手バスを待つ。手にしているカメラは汗で少し光っていた。
PM3:00バス到着。やみくもにシャッターを押す。有名無名など関係ない。
当時、若手のブラックキャット(故人)からサインをもらった。これも今となっては貴重なお宝である。
そして本命の猪木はというと、バスにすら乗っていなかった。こんな肩すかしは逆に少年の興奮度を倍化される事となる。
「どこだーっ!」 「裏かーっ!!」
完全にテンションは上がり切り、鼻血がしたたり落ちてきた。手でぬぐうもんだから、顔面がカピカピしてしまった。
そしてPM5:00ネイビーのキャデラックが青果市場に現れたのだ!何とも異様な光景である。
車のドアが、ガチャッと開いた。指がこわばってしまい、シャッターが押せない。2m先に本物の猪木が歩いているのに。
この緊張感は、現像された写真を見るとよくわかる。猪木に限り、ちょっとヨレていたり、引きのアングルが多い。
人とは違うオーラみたいなものが充満していて、近寄る事を許されない空気に変わる。
これが、カリスマが持ち合わせている「何か」なのであろう。言葉で説明できない、また説明する必要もない存在。
周りがどうであれ関係がない、まさに放つスゴさ。これに少年は完全にやられてしまったのだ。
試合前なのに。歩いているだけで、打ちのめされてしまった。

もうこの場で、現在のプロレス界について語りたくもない。それはもはや愚痴となり、無駄話となるからだ。
ただ事実として、ひとりのプロレスラーに血の成分を変えられてしまう程に魅了された。
そして目を閉じると、あの「小走り」のもつれそうな、子供時代の身体の感覚が甦ってしまうのであった。

誰にでも冬の時代はあるのだ。消せない記憶で乗り切るしかない。



        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
Copyright(c) pienopieconvert All Rights Reserved.  
since 2003.2.1-2008.
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価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

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