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唄武者HEYMAの寄せましょ

「古雑誌ドラムと材木スティック」…で寄せましょ

端くれ。
というか、雫の「水滴」程度しか活動していないけれど、ドラマーとして年に数回ライブをしている。
高二の時から始めておよそ17年間に及ぶ。
空前のバンドブームだったので、右も左も何かしら楽器を触っている奴ばかり。
実はその前からボクは、「ドラム」そのものに興味があった。
言い換えると、音楽やミュージシャンには無関心。
とにかくドラム“だけ”に関心があり、その感情は序々に高まる一方に。


生ドラムを叩く1年くらい前から、古雑誌を重ねたものをスネアに見立て、見様見真似でコツコツ叩いていた。
当然スティックなどはない。近所のホームセンターの材木コーナーで極細丸太を購入。
それをノコギリで切って使用した。
もはやスティックというより、「バチ」と言った方がふさわしい代物。
それから音楽に合わせ、やみくもに古雑誌を叩く毎日を繰り返していた。


後に、この無意識の行為が実に功を奏した。高校二年の夏の日、平塚の友人宅に遊びに行った。
その家にドラムセットが!
ちょいと叩かせてもらう事に。人生初体験だ。あの生楽器の音像に思わず感動!
CDに合わせ、ブルハの『Train―Train』を叩いた。
例の古雑誌トレのおかげで、この曲をいきなりやって合わせられたのだ。
友達は目を丸くしていたが、一番自分自身が驚いた。
ちょうどこの頃、学園祭シーズンに突入。これは黙っているわけにはいかないと!
けど、やるからには間抜けなコピーバンドなんかやるものかと思っていた。
その年の主流は、ジュンスカ、ラフィン、ボウイ、ジギー、etc。
軽音部のチャラ男連中までコピーバンドだったのだ。笑わせるなってんだ。


なので、「オリジナル曲」でバンドをやっている奴を探した。
ある日、ドラムをやっている友達から情報が入った。<<<いたのだ!
そのバンドはドラマーを探しているのかと問うと、すでに在籍しているという。
誰なんだ?と聞いたら、何て事はない、正にそいつだったのだ。
気の毒だったが、半ば強引にその席を譲ってもらう。
すぐバンドの連中と顔合わせし、音合わせをした。その後たくさんのリハを重ねて本番へ。
学祭の体育館ライブで初ライブをしたのだ。
それからどれほどライブをしたのだろうか?二十歳からの数年間は、我ながら傍若無人な日程だった。


バンド遍歴は数あるけれど、ドラマーとしての理想像に関しては、良くも悪くも始めた時代から変わっていない。
好みも同じ。
まずテクニック重視&音数多、巨大セットで埋もれていて、なおかつ無機質と‥。
これには1ミリも魅力を感じないのだ。
あいつが、そいつが、「ここに居る」っていう存在価値があるかが基準だ。
つまり【生粋のバンドマン】かどうか?
自分自身も、このこだわりはもっとも強く抱いている事かもしれない。
CDのコレクションを眺めても、ソロ系の作品は極端に少ない。
音楽そのものから入ったというより、バンドが持つ質感みたいなものを味わいたかったのだろうと、今になって思う。
みんなバラバラだけど、ある一つの目的地に向かって行くような疾走感は、何にも変えられないと思っている。
それはドラムも唄も同じ。


しかし、プレッシャー(緊張)の種類はまるで違う。ドラマーの場合だと、ビートが止まったら終わる。
ライブが死んでしまうのだ。
唄の時はもっと周り(客)の状況や環境なんかが緊張の度合いの高低を決めたりするのだが…。
なのでドラムを叩いている最中は、どこか冷静で冷めている自分がいる。
実際にそのくらいクールな方が音もきれいに出るものだ。
いわゆる『デカい音』と『うるさい音』は似て非なるもの。力んでいると音は詰まってしまう。
それをさらに力づくでやると、耳障りな音になる。
しかしその逆に、イメージしたサウンドに対し、忠実に身を委ねてみると、不思議と想像に近い音になる。
出したいを出す事が可能になっているだろう。
チューニングの技術や基礎なんかは、この「理想音イメージ」のずっとずっと後でいいのだ。
プラモデルのように取説通りに完成するものではない。
オリジナルティーって偶発性の賜物だと思う。頭の中で何万もの音を鳴らすのだ。
それを具現化する事に意味があり、個性へと昇華すると信じている。


断わっておくが、ボクより上手い奴はゴロゴロといる。たぶん下手の部類に入るんじゃないかな。
良くて独特系(?)あたりか。
けれど、俺はもうテクニックはいらない。付き過ぎたと思っているほどである。
今後はさらにオカズ(手数)は最小限に抑えるつもりだ。
大見栄切って話すついでに言うが、プロドラマーほど杓子定規が多過ぎてつまらない。
インディー連中のが、よっぽど人間味があるように思う。
論外も多数ごろついているが、ドラムそのものの「位置」からしても当てはまる事で、
陰なり日向にならねばならないパート。
後ろにいても、『俺はここだ!』って主張する時もあれば、存在そのものを消す事も必要である。


曲によって「脈拍」はアップダウンする。演出では抑えられないポイントが、いいバンドほどたくさんある。
そいつに逆らうなと!
鼓動は自分で止める事はできないでしょ?上がれば上がってよし。その逆もありきなのだ。
音楽自体が破壊されなければ、ココロのビートに従ってもよい。
ドラムは「持ち場」から離れられないけれど、その分とても自由な楽器である。
もしドラマーがこれを読んでくれたなら、心からエールを送りたい。

そして、ドラムに縁の薄い皆さんには、ちょっとだけ意識して聴いて欲しいと思う。
いいバンドの【要】は、紛れもなく、「ドラム」で決まるのだから。


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        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
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since 2003.2.1-2008.
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価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

全5曲入り!
タワレコ、HMV、ディスクユニオン、新星堂、アマゾン、などで発売決定!

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