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唄武者HEYMAの寄せましょ

「DON`T STOP!祭りの使者を巡る旅」…で寄せましょ

巡らないでどうする。

 人には一つ二つ行かなければならない場所がある。ない!という人も、思いを巡らす出来事はきっとあるはずだ。
ボクにとってそれは、下田市吉佐美にある大浜海岸である。1991年8月末日、ボクはここで大衝撃を受けていた。
その日の朝、二日酔いで起きれないでいた。下田行きは断念しようと電話した瞬間、友達が実家の呼鈴を鳴らしたのだ。
「海パンだけ持って!」約20秒で支度して車へ乗り込んだ。一路下田へ。海水浴に行くのではない。
目的は唯一つ、『ボ・ガンボス/ホットホットガンボ91´〜フリーライブ』。つまりライブを見にでかけたのだ。

無料だし、天気いいし、前日までの台風が嘘の様な行楽日和。しかし車内は酒臭い。運転する友達も酒は抜けてないはずだ。
ボ・ガンボスにさして興味はなかったが、出発したからには最後の真夏に「おさらば」する感じで、気軽な遠出となった。
海岸に到着すると、ボ・ガンボスはリハをしていた。Vo.どんとは笑っている。もう普段着がステージ衣装なのだ。
昼下がりの暑い時間。いよいよライブスタート。台風一過の空は青青青!そこへ音は吸い込まれていく。
かなりの数のライブを見てきたが、今だに3本の指に入るものだった。凄い!最高!

真夏とおさらばだ?
やられてしまったよ!灼熱のライブ!ひと夏分の熱量に襲われた気分だった。
しかも最前列で見てしまったから、どんとの躍動する何かに打ちのめされたわけである。
放心状態で帰路につく。もうそこからの記憶はない。東京へ戻る前にボクは、とても変な髪型にした。
祖父に叱られた。「なんだそれは!」と。無理もない、頭の30%を剃っちまったからね〜。
美容師も困っていたっけ。ボクは衝撃を受けたら、これくらいはやらないと気が済まない。


数ヵ月が経った。下田ライブのビデオが発売されたのだ。即購入。当然そこには、ボクと友達は映っていた。
かなり無防備な姿でな。その頃には東京で活動しているバンドへ加入し、ドラマーとして動き始めていた。
リスナーとしても、すっかりボ・ガンボスの虜になっているわけで、ビデオに写っていた事がすごく嬉しかった。

95年にボ・ガンボスは解散した。
もちろん野音に行って見届けた。なんだかこの日に91´夏が終わった気がしたのを覚えている。
ボクにとっては、あの日からの4年間が、永遠に続くような熱があった。「常時常夏」といえる燃える日々。
傍若無人なライブ活動。寝ないで遊び、酒もよく飲んだ。仲間も増えた。かといって当時に戻りたいとは思わない。
野音の解散ライブを見て、ふと我にかえってしまったとも言えるだろう。ひとつの時代は終わったんだと。


 それから5年後…、どんとはパッと死んだ。1月の寒い日。どんとが息絶えたのは「常夏」のハワイだった。
知らせを聞いた時は驚いたけれど、亡くなる半年前、下北のライブハウスで見た彼は別人になっていた。
こちらの方がショック大だった。それから度々、追悼ライブや映像祭へ足を運んだりしたものだ。
それは風穴を埋めるかの様な気持ちで、亡きどんとに触れていた。沖縄の自宅で録音された3部作のCDも全部買った。
この人は、自分の死を予期していたのではないか?そんな詞がたくさんあったのだ。呼ばれていたかも。
…あの世からね。
どんとは祭りの使者だから…。

つい最近、ボ・ガンボス好きには垂涎のDVD&CDが発売される。内容は未発表映像と音源。
先に買っていた友人から、何故か写メールが届いた。そこにはボクとどんとのツーショット画面が!
下田ライブの未公開映像に、記念撮影をしている我々がピックアップされたようなのだ。えらいこっちゃである。
この時間差の映像は、何かつき動かされた。どんと29才。ボクは19才!若すぎるよ!!
よし、決めた。下田へ行こう!16年ぶりに。2007年の春、どんとを「巡る旅」へと出たのだ。
目的は2つ。

・会場だった吉佐美大浜海岸へ行く事

・どんとがソロでライブしていた店を探す事

伊豆急行線に乗った。伊東を出発して1時間で下田に到着。所々に桜が残っていた。小春日和。
駅を出た。まずは店探しから開始。手掛かりはない。「どんとが出演していた」って事だけなのである。
まず歩く。勘だけを頼りにして。40分ほど周りをうろついた。駅周辺にはない。匂いがしないから解る。
さて、困ったぞ。道に蜂蜜売りのおばちゃんが居たので聞いてみる事にした。
ベイサイドにジャズスポットが何軒かあるとの情報。海を目指した。確かに店はあったけれど、違うんだよなぁ。
地元の人に聞いて回ったが、まったく見当がつかない。下田に着いて90分。早くも頓挫かと。

駅方面へ引き返す。蜂蜜売りのおばちゃんに報告。小さい瓶入り蜂蜜を買った。いろいろ話す。
店探しは後回しにして、大浜海岸へ行く事にした。おばちゃんもそろそろ店仕舞だという。
ボクが「サクラ」になってよく売れたと喜んでいた。片付けを手伝ったら、お礼にと海岸まで車で送ってくれるという。
いや〜助かるな〜。午後4時ぴったり。下田駅から吉佐美へと移動した。16年前の海は健在なのか?
どんとの出演していた店はあるのか?波乱に満ちた『巡り旅』の結末は次号でお届けするとしよう。



        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
Copyright(c) pienopieconvert All Rights Reserved.  
since 2003.2.1-2008.
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残り少なくなりました。再プレス予定はありません。お早めに!!

価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

全5曲入り!
タワレコ、HMV、ディスクユニオン、新星堂、アマゾン、などで発売決定!

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