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唄武者HEYMAの寄せましょ

「欲望という名の三ツ星レストラン!?…」で、寄せましょ。

 ボクは今、36才。

1972年生まれである。
若くもあり、そうでもないという"サンドイッチ"世代だ。
幼年期〜思春期にかけて強烈な体験をした。いまだに色あせていないそれは「3つ」ばかりある。


(1)映画

 祖父が映画館をいくつも経営していた。そのおかげで、ものごごろついた時から映画をみている。
ボクが4才の時に上映した、スピルバーグ監督の代表作、「ジョーズ」は幼児には刺激が強すぎた。
家の目の前は海。海水浴場なのだ。ところが、あの劇中の人喰い鮫に襲われるのではないか?

そんな恐怖というか、トラウマに数年間悩まされた。いくら両親が諭しても信じれなかったのだ。
それほど少年にはショッキングな映画だったのである。次に夢中になったのはブルース・リー。
つづいてスターウォーズも毎日(14日間)飽きもせずに見た。驚くべきは子供の集中力である。

今とは比較にならない。脳内物質が暴れていた。まさにそれは、“トランス状態観賞”といえるだろう。


(2) 食べること

 常日頃から、なるべく美味いものを口にしたいという願望が強い。誰もがそう思うことか。
ただしこの場での話は嗜好的範疇ではない。好みはたしかにあるが、それ“以前”の問題である。
これもまた衝撃(?)を受けたことに遡る。母の存在だ。母親としての存在意義ともいえる。

ボクの母は「母性愛」が量的に足りていないように思う。いや、枠から飛び出しているのだ。
なぜならば、本当に家にいる時間が少ない(笑)。別に愛人がいるわけではない(いたりしてね)。
単純に、じっとしていることができない。つまり家の中に楽しいことは無いと思っている人なのだ。

そのかわり、3人の子供たちを自由にさせた。ブツブツ説教をされた記憶はない。
しかしである。食卓はそりゃあヒドイもの。キツイぞぉ。常に“やっつけ仕事”だから。
なので父を含む弟妹の4人全員が料理を作れる。いや、食べ物によってはプロ級の腕前である。

ボクが高校生になって、友達の家を泊まり歩いたことで、自分の家の異常さがわかった。
外食をするときの凄まじい高揚感、期待感が大きかったのも、母のダメ料理のせいだと思っている。

上京してからの毎日は自炊生活。その初日、荷物が到着。差出人は父親だった。
ダンボールを開けたら、ナント!すべて「調味料」なんだ!とりあえず笑っておいたけど…。


(3) 音楽

 この年齢で、しかも地方と都内のW生活をしながら、パイで活動しているには幾つかの理由がある。
そのトップが、“好きだから”だ。あとのことは戯言と言えるかもしれない。
キライなら辞めてる。そんなもん当たり前じゃないか。しかしもう「好き」だけでは済まされなくなった。

人からお金をもらっている以上は、少なくとも来て良かったと思わせないとね。
ボクもたくさん先人たちのライブに行って、払ったお金以上の何かをもらったからだ。
ストーンズを武道館で見た時、清志郎(RC)の野音、ボ・ガンボスのフリーライブ、…etc。

「あぁ、生きていてよかった〜」と、そう思ったものである。もちろんライブだけではない。
アルバムもそうだ。いったい今まで何枚のCDを聴いたのだろうか?そう思うと、逆に世界は広い。
まだまだボクの知り得た音楽は、氷山の一角にすぎないのだ。知りたい気持ちは大きい。

しかし、知らなくていいものもある。実はこれこそが、このコラムの重要なテーマなのである!



 「3つ」のことは、ボクにとってなくてはならないもの。その分、他のことよりも強い執着心がある。
一度も、「観たり・食べたり・聴いたり(演奏したり)」を、拒絶したことはない。
病気や事故で入院した時にだって、回復のバロメーターは、この3つを基準にしたほどである。

それほど思い入れが深い。長きに渡って支配されているといっても過言ではないのだ。
ところが、ボクの中で今、これらのことに注意信号が点滅している。それは去年の出来事。
横浜中華街へ行った時のこと。「海員閣」という店。高級店ではない。しかし行列が絶えない有名店である。

ここへは2度目。1回目は家族で来た。もはや25年前にもなる。その時の感激が忘れられない。
もちろん当時食べた何品かの料理は記憶していた。だから、同じものをボクは注目したのだ。
焼売、海鮮炒め、牛バラそば、五目炒飯。これがテーブルに並べられた時は嬉しかった。

ところが、そのどれもが25年前とは違って感じたのである。すべて美味いのだが、、、
「感激」に値しないのだ。食べながら考えた。すぐに答えがでる。それは、
店の味は落ちていない。自分の舌が育ったのだと。つまり、味覚がワガママになったのだ。

なるほど、こりゃ全てに置き換えられる。食事をはじめ、音楽もそう。映画もである。
いろんなジャンルやアーチストに数多く触れると、確かに感性は急成長することに違いない。
しかし、どんどん欲求も増してくるもの。人間の欲は天井知らず。無理もない話だ。

だから人は欲望を満たす為に、金と時間を惜しみなく使うのである。いきすぎると、これは恐い。
その回転が早いほど、すべてを“消費”してしまう危険度が増す。ボクが今まさに直面していることはこれだ。

自分自身の感性を金だけで手に入れたくはない。欲望に歯止めをかけないとヤバいのである。
例えばボクがもっと高価なものに執着心を強く持っていたとしたら…そう思うと恐ろしい。
現在、大問題になっている世界レベルの大恐慌。その元凶は、人類の果てしない“欲望”が起因しているのだ。

感じる(Feel)ことを二の次にした罪。素通りしないと追いつけないスピード社会の罪。
罪には罰がある。罰を受けるスペースはボク自身の中にない。2009年はスタートしたばかり。
いいタイミング。今年のテーマは、あらゆるすべてを、消費/消耗しない生活を送ることに決めた!


最後に、「不況なんて屁でもねぇ!!」そう付け足しておこう。





        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
Copyright(c) pienopieconvert All Rights Reserved.  
since 2003.2.1-2008.
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残り少なくなりました。再プレス予定はありません。お早めに!!

価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

全5曲入り!
タワレコ、HMV、ディスクユニオン、新星堂、アマゾン、などで発売決定!

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