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唄武者HEYMAの寄せましょ

「17才→38才!約束の地へ」…で、寄せましょ。

 2011年1月3日。午前11:20羽田発の飛行機に搭乗した。


 行き先は新千歳空港。実に21年ぶりに北海道の地を踏む。
前回は高校2年生の時。10月上旬。3泊4日の修学旅行だった。

 函館、小樽、札幌。

 名所巡りをたくさんしたけれど、くだらない事しか覚えていない。
缶ジュースを空にした後、内緒で買った十勝ワインを入れて酒盛りしたこと。
ふらふらしていてクラスの写真撮影に間に合わなかったこと。

 寝台列車の往復で、霊感の強い女友達が思いっきり“見た”と騒いでいたこと。
札幌駅がとてつもなく暗かったこと。夜の自由時間に吸ったタバコ。
バスガイドに発情していた大塚和彦などなど。ろくな思い出はない。


 しかし1つだけものすごく鮮明に記憶している場所がある。
それは『小樽運河』だ。すごく雰囲気がよくて街並みもよかった。
ここは大人になって再び訪れてみよう。なぜかそう思ったのだ。

 バスの中でポコチンふくらましてる奴と一緒ではロマンもなにもありゃしねぇ。
しかし38才になって1人でここに来るとは思わなんだ!
小樽は旅行の3日目にあたる1月5日に組み入れた。札幌からJR線で35分。


 あの時と大きく違うのは、めちゃくちゃ寒いってこと。
10月秋と1月冬だから あたりまえか。ここまで細雪だったのにこの日は大雪。
横殴りの雪である。温暖な伊豆で育った人間として、雪深いエリアに興味津々。

 車窓から見える海岸沿いは人口密度が低い。ホントにポツンと家があって、
しばらくするとまた雪で覆われた家が現れる。中には1人暮らしのお宅もあるだろう。
よほどタフな肉体と精神を持ち合わせていないとここには住めないよ。

 午後1時45分、小樽到着。

 先ずは腹ごしらえ。地元でも人気のレストラン「海猫屋」へ。駅前通りを下る。
4つ目の信号を左。歩道は所々カチンカチンに凍っていた。
約15分歩いたところで店に到着。げっ!ドアに「準備中」のプレートが・・。

 恐る恐る顔を出す。もう終わりですか?なんとわざとらしい。
ダメもと。そうしたらマスターとおぼしき男性が「いいよ、どうぞ」と言ってくれた。
蟹のスパゲティとウニのキッシュをオーダー。これだけはどうしても食べたかったのだ。


 茹でたてアルデンテのパスタに蟹が山盛り。まずいわけないよ。
キッシュも風味豊かなオードブルだった。大満足。え〜ホント?
あの村松友視さんがここを舞台にした小説を出版しているんだって!?

 「海猫屋の客」というタイトルね。機会があったら読んでみよう。
お会計(¥2300)をすませて外に出る。うわっ!吹雪いているではないか!
そんな中、いよいよ高校の時以来の『小樽運河』を目指す。

 あった!あった!

 階段を降りて当時あるいた道へ。とうとうというか、やっと来たかっていう感じ。
なんか感慨もひとしお。まぁそれなりにいろいろあったわけでね。
めくれた地図の上をドカドカと歩いてきたような21年間。

 足をとられたり、時には道を踏み外したりもした。けれどここまで生き延びてきた。
さてこの長い年月の間、高校時代となにも変わらないことなどあるのだろうか?
そう思った瞬間、頭にドドン!と浮かんだものがある。

 それは「おんがく」という文字だった。音楽に対する気持ちは何もブレていない。
やる方も聴く方もだ。修学旅行の時にだってドラムの練習してたもん。
ちゃんとスティックを持参したしね。ちょうどストーンズにはまった時期かな。


 この旅中ずっとジャズばかりを聴いていた。雪が雑音を消してくれる。
たとえヘッドホンでもサウンドがすごくクリアになるんだ。
視覚的にも雪景色という単色の世界が、繊細な音楽にもってこい。

 運河を抜けて通りに入る。「北一ガラス」の喫茶室へ。
あ!ピアノの生演奏やってるぞ。ラッキー!室内はろうそくの灯火。
なつかしいやら心地よいやら。片手に小樽地ビール。なんとも贅沢な時間を過ごさせてもらった。

 夕方5時。外はもう暗く寒い。

 ボチボチ帰るか。ここからだと小樽駅より手前の南小樽駅の方が近い。
大した距離ではないが坂道である。失敗したな〜。ま、いっか。
なれない道。ようやく履きなじんだブーツが雪の中に沈みこむ。

 果たして次回ここに来るのはいつになるのだろう?
仮にもまた“21年後”だとしたら・・・
あらら。59才だってよ!還暦ド直前ではないか!!

 ヘタしたらあの世かも(笑)。そう思ったら近い内に来るしかない。
1人でもかまわないけれど、次はにぎやかな旅行にしてもいい。
いや待て、美人さんと2人きりで極寒地で濃密な・・・とバカな妄想を繰り広げたとたんドタッ!

 ボクは凍りついた路面に足を滑らせ尻もちをついてしまったのだ。
おかげで右側のズボンは雪まみれ。手袋も真っ白になる。
これってなんだか天の戒めに思えた。「オマエ地に足がついてないぞ!」とな。


 フフフ、仰せのとおり!

 オレはまだしばらくこんな風にふわふわ歩いていくんだよ!!



 どうもね。






        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
Copyright(c) pienopieconvert All Rights Reserved.  
since 2003.2.1-2008.
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残り少なくなりました。再プレス予定はありません。お早めに!!

価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

全5曲入り!
タワレコ、HMV、ディスクユニオン、新星堂、アマゾン、などで発売決定!

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