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唄武者HEYMAの寄せましょ

「衝撃!!・・は、きっかけの元素なり」…で、寄せましょ。

 少年時代にうけた衝撃って忘れられない。


 自分は幸福だったのか?あるいは不幸だったのか?
それは過去の“衝撃”がいったい何だったのかで決まるといっていい。
暴力、性的虐待を受けた人。大人社会の闇をかいま見た人。

 血なまぐさい事件に巻き込まれた人。天災や事故もそうだ。
大人になろうとそれがトラウマとして残り、人格形成に大きな影響をあたえることになる。
克服できたら笑い話になるが、そうでない人は気の毒という以外に言葉もない。


 断言しよう。

 ボクは120%幸せなガキでした。


 好き勝手に毎日を過ごせた。思う事、興味のある事に対して即行動にうつしていたように思う。
やりたくない事はたとえ大人から叱責されようとやらなかった。
カッコよく聞こえるだろうけど、たんなるワガママである。

 ボクは人と“つかず離れず”といった人間関係を好む。
それを維持できるのは、自分のこのダメな性格の産物だと思っている。
ボク以上にワガママな人間に出会ったことがないもん。だからみんなイイ人にみえちゃう。

 べったりの関係になったら、間違いなくワガママがにょっきりと顔を出す。
だから必要以上に“距離”を縮めないでおくのだ。これって人づきあいでスゴく大切なこと。
まぁ幼少期くらいは親とイヤでも一緒にいるわけだが・・・


 「ふつうの人だったら育児ノイローゼになっていたわね」


 ボクのキチガイのようなワガママっぷり話を母はよく披露する。
今、子育てに奮闘している妹や義妹にだ。私は大変だったのよ的な。
申し訳ない気持ちもあるけれど、あんたもそうとうなもんだよ。

 「アタシ名字変わるのイヤッ!」、だから親父は婿入りした。
母は間違いなくファザコンである。母の父。ボクにとって祖父だ。
ボクが生まれて最初に衝撃を与えてくれた人物は祖父。つまり、おじいちゃんである。



 沼津、熱海、伊東、富士、静岡に映画館を経営していた。
4才の時に「JAWS」を見てしばらく海に入れなくなったり、
「スターウォーズ」を連続12回見続けたのは6才の頃。

 ホラー映画は怖いから映写室の小窓から覗き見たりね。
まさにリアルニューシネマパラダイスである。2人で絵を習いに行ったなぁ。
先生は一番最初、自分の一番好きなものをテーマに描けと言った。

 ボク(当時5才)は、伊豆急行線の電車。おじいちゃんはなんと女性の絵だった。
57才。ガチにもほどがある。1年通ったが2人とも飽きてやめたけど。
それと、車のラジオから流れる歌1つにも「歌詞が女ウケする」と分析していたっけ。

 そうやってボクにモノを正面からだけでなく、あらゆる角度から見る術を教えてくれたのだ。
だから小学生以降、答えのない科目に威力を発揮する。しかし理数系は話にならなかった。
高二からはじめたドラム。毎日1時間の練習。もちろん近所の方々のご理解をえて。

 ある程度サマになってきたかなって頃、おじいちゃんは「よくなってきた」と褒めてくれた。
一昨年前。海外公演の出国前夜。「美は乱調にあり」と一筆添えられた祝儀を渡してくれた。
家の座敷に掛け軸がさがっている。おじいちゃんの書。これが実に“らしい”言葉なのだ。


「爺さんが呑み 父が呑み 我は呑まず人生に酔う」


 現在90才(大正9年生まれ)。老人施設に入所している。
つい最近、前立腺と膀胱のガンという事実を突きつけられた。
高齢だから何があっても不思議ではない。さぞ気落ちしたことだろうと心配したが・・・

 しかし本人は狼狽することなく、まるで他人事のようにしていたらしいのだ。
神妙なのはむしろ医師の方。事細かく治療方針の説明を延々とした。
それを受けたおじいちゃんの返答は、「好きにやって下さい」だったという。

 病院を出てすぐ、「腹減った!とにかく肉が食いたい!」
これには付添いの母も呆れたようだ。どんな状況下でも食欲が軸になっているのだから。


 人生に酔うってことはとどのつまり究極の自己愛だろう。


 本物のナルシストは自分を客観的にみることができている人。
ワガママとは違う。そしてある種の“謎”を残すものだ。
もしかしたらおじいちゃんは、はてしなく落胆しているかもしれない。

 しかしガン告知をよそに、肉をむさぼる方が自分らしいと思ったんじゃないのか?
すでに死に対して決着がついているか?だからあんなに呑気でいられるの??
いや、じっさい猛烈な空腹感に襲われていたのかもしれない(笑)。


 こればかりはわからない・・・
本人にそれを訊くのは野暮ってもんよ。
ボクは謎は謎のままでいいと思っている。



『衝撃とは“きっかけ”を生み出す元素である』


アントニオ猪木 忌野清志郎


 この両巨頭は小〜中学生のボクに多大な衝撃を与えてくれた人物。
しかし、さらに遡ってみたら猪木も清志郎もないんだよな。
人ひとりに“個”という積み木があるならば、ボクの一番初めを並べ立てたのは・・

 荻野庄司である。

 我が祖父よ、おじいちゃん、生きているうちに言っておこう!

 ボクがこんなに能天気にいられるのは、すべてあなたのおかげです。


 ありがとう。
 感謝。感謝。


 あなたが何時あの世へ旅立とうとも、ボクは困らないように準備をしておきます。

 ただほんのちょっとでかまわない。もう少しだけボクをかまっていて下さい。


        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
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since 2003.2.1-2008.
2ndミニアルバム「祭祭祭祭祭」 (GDM1002)発売中!

残り少なくなりました。再プレス予定はありません。お早めに!!

価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

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