title画像  

唄武者HEYMAの寄せましょ

「アーティストパワーについてお話しがあります」…で、寄せましょ。

 不謹慎ですが・・・


 わたくしシリアスな状況なほど些細な事で笑いたくなってしまうクチでしてね。
けれど一寸の余地もなく悲しみに支配されていたとしたら?
んん、やはり笑うなんてことはあるまい。と、今までそう思っていた。


 しかしどうもこの自信が大きく揺らいでいる。



 たとえば「弔い」の席だと仮定しよう。


 お葬式。荘厳な袈裟を身にまとった坊さんのお経が終わる。
棺の中に眠る故人へ、たくさん花々がたむけられた。
すすり泣く声と嗚咽が斎場に響く。そしていよいよ蓋が置かれ釘が打たれる時が・・・

 これが最後の対面になったその時!
遺影のある祭壇から巨大なスクリーンがおりてくるではないか。

 そこに映し出されたのは・・誰?あ〜っ!モノマネ芸人の『コロッケ』じゃん!
すぐさま持ちネタの数々が披露される。そして早送り・野口五郎がはじまった!


 皆さんどう?


 ボクはたとえ喪主を務めなければならない葬儀であったとしても絶対に笑う。
だから寺や斎場にテレビを設置してはいけないのかもしれない。
だってただの五郎じゃねぇ。高速だぜ。あれはもはや芸術の領域に達していると思うのだ。



 むかし組んでいたバンドのメンバーの話。


 彼は精神が常に不安定で、よりどころは音楽よりも付き合っていた彼女だった。
なんだかんだいってオンナ頼りか?そう思っていた時もある。
傍若無人なバンド活動。荒んだ私生活。破滅への道。まさに彼はその象徴だった。

 しかしながらオンナは男が弱っている時に限って三行半を叩きつけたりするんだよな。
よりによってこの時期にか!?である。そりゃないよって。
さぁ大変だぞと。酒に溺れてグズグズになるにきまってると。

 傷心の末に自ら……ま、まさか。しかしチラリと頭によぎってしまったのは事実。
それから3〜4日経過したが動きナシ。1週間ほど経過。ミーティングで会う日が来た。
居酒屋へ。靴を脱いで座敷にあがると、ナント彼は笑顔で手を振っているではないか。

 復縁したな。一瞬でそう察する。まずはバンドのことよりオンナの話題からスタート。
「元気そうじゃないですか。ヨリ戻したの?」ボクは口火を切った。
「そんな事あるわけねぇだろ!オレはもうどうでもよくなっちまったんだよ」

 立ち直りが早すぎやしないか?どうもおかしいぞ。
と、彼は矢継ぎ早に言葉を重ねはじめた。


「そりゃおまえ凹んで2、3日は何も手がつけられなくなっちまったさ」

―でしょうね。いきなりでしたから。

「朝から酒呑んで昼には泥酔しててよ。独りきりがこわくてTVだけつけてたんだ」

―起きがけの飲酒は精神破綻のはじまりですよ。

「けどな、『ごきげんよう』に小松政夫が出ててさ、これが可笑しくてよ〜」

―えっ!まさか小松の親分きっかけで立ち直ったわけ!?

「そう」


 30分間、往年のギャグのオンパレードだったというのだ。
そして〆に『シラケ鳥』をやってくれたと(笑)。そりゃ笑いますって。
彼の落ち込んだ気持ちはシラケ鳥と共に南の空へ飛んでいったのだ。


 まさか小松政夫に救われるとは!けれどこれ“あり”な話なんだよね。



 歌で人を救おうなんて思い上がっているバカ歌手が大勢いる。
またクソ曲を聴いて救われた気になっている人もたくさんいるんだろう。
それはそれでいい。否定はしない。しかしアーチストパワーでいったら雲泥の差だから。


 ではその『アーチストパワー』とはなんぞや?となる。


 それはファン(好意)でもなんでもない人たちのココロを突き動かしてしまう“芸能力”である。
コロッケ/高速・野口五郎、小松政夫/シラケ鳥に匹敵するパワーを持った楽曲が今ある?
ないでしょ。あるわけない。なにがアーチストだ!なにがミュージシャンだ!

 こういう横文字の胡散臭いエリアに居座っている連中をみると虫酸が走るんだ。
音楽を手段にしているだけの奴ら。下僕みたいなファンから金むしってるだけだもん。
存在そのものが薄汚い。ちょっとしたカルト教団である。

 少しは芸人さんを見習えといいたい。あ、お笑いタレントじゃないぞ。
芸人だからな。とにかく薄っぺらい音楽家きどりの『絶滅』をボクは切に願う。
そうしたら世の中に蔓延しているストレスの一部が消え去るわけだし。

 かわりにプロ中のプロはどんどん出現してもらいたい。
ザ・パイのパイはその隙をついてはじめて成立できるバンド。
だから本筋がちゃんと確立してもらわんと!……あら?これって理不尽な願望かね?

 とにかくボクは不謹慎なくらいエネルギーに満ちたものだけが真の芸術だと思っている。

 そして恋にやぶれたなら小松の親分さんの力をかりよう。



 ワリーネ、ワリーネ、ワリーネデートリッヒ!




        ライブ情報        
[東京公演]
遊戯搾りまつり45
~ワンマンLIVE~
高田馬場「四谷天窓」
2019.09.15(sun)
13:30op/13:45st
2000yen+drink

祝!結成15年周年!
え?マジ?確認したら
「結成16年」だとさ。
1年遅れの記念LIVE!

(予約)
h72ogn@gmail.com



 
Copyright(c) pienopieconvert All Rights Reserved.  
since 2003.2.1-2008.
2ndミニアルバム「祭祭祭祭祭」 (GDM1002)発売中!

残り少なくなりました。再プレス予定はありません。お早めに!!

価格=¥1000(税込み)
レーベル=ジャイアント・ディスク・ミュージック
品番=GDM−1002

@アラビアの唄
A(叱咤激励)ドック・オブ・ベイ
B東京音頭
C帰り道
DDjembe急行

全5曲入り!
タワレコ、HMV、ディスクユニオン、新星堂、アマゾン、などで発売決定!

【English(Chicago tour)】
myspaceにアメリカ仕様のサイトを開設しました。
こちらからチェックしてみて下さい。



グッズ・CDの販売始めました。
詳しくは下のリンクのGOODSをチェック!!

【Check it!】
大好評!!毎日更新!!
『日誌パワーステーション』&月イチ更新!!ばく進中!!コラム『唄武者平馬の寄せましょ』
毎日毎月読みましょーっ!!!




|演者紹介| |音源| |写真館| |コラム| |五百字日報| |平馬競馬| |公演予定| |公演履歴|
  |GOODS| |活動履歴| |ご予約| |TOP| |過去日誌|